企業向けAI活用セミナー 第9回

第9回 データ編② 演習ページ

埋もれた声を、次の一手に変える

演習1

問い合わせログを、対応方針レポートに変える

演習素材

問い合わせログ50件(3ヶ月分)

CSVファイル・約6KB(Web制作・保守会社「サンプルシステムズ」の顧客対応記録。Excelでそのまま開けます)

CSVをダウンロード
ダウンロードがうまくいかない時

問い合わせログCSV

ダウンロードボタンからCSVを取得できない場合は、講師にTeamsのチャットで知らせてください。共有フォルダから同じファイルをお渡しします。

演習2

経営会議に出せる競合比較表を作る

題材に迷った人向け・サンプルシステムズ設定

サンプルシステムズ設定

自社=株式会社サンプルシステムズ(三重県・Web制作/システム開発/保守運用・従業員30名)の「ホームページ保守プラン」。
競合=同じ地域でHP制作・保守を扱う会社2社(Perplexityで「三重県 ホームページ制作 保守」等で探してよい。
見つからなければ「県内の一般的なWeb制作会社A社・B社」として調査結果の一般情報で埋める)。

プロンプトカード

カード①〜④

カード① アンケート設計壁打ち

あなたはアンケート設計が得意なアシスタントです。
アンケートの設計を手伝ってください。
【目的】(例: 保守契約のお客様の満足度を把握し、解約の予兆をつかむ)
【対象】(例: 保守契約中の顧客担当者)
【制約】回答時間3分以内・設問7問以内
まず設問案を作ってください。
そのあと、次の3点で自分の設問案をセルフチェックしてください。
1. 誘導になっている設問はないか
2. 目的に効かない「聞きたいだけ」の設問はないか
3. 選択肢に漏れ・偏りはないか(「その他」の受け皿を含む)

カスタマイズポイント: 目的・対象・制約(匿名/記名、紙/フォーム)を自分の案件に差し替える

出力が微妙な時: 「設問を5問に絞るならどれを削る?」「社内向けに変えたい。部署×年代の組み合わせで個人が特定できる聞き方になっていないかもチェックして」

カード② 問い合わせ・自由記述の傾向分析

あなたは顧客対応の分析担当者です。
以下は顧客からの問い合わせ・報告の記録です。次の手順で分析してください。
1. 内容ごとに分類し、件数の多い順に並べる(5分類前後)
2. 各分類の代表的な例を1〜2件、原文のまま引用する
3. 傾向(増えているもの)・外れ(急に集中したもの)・比較(分類間の差)を
   それぞれ1点ずつコメントする
4. 同じ内容が繰り返し来ているものを挙げる(仕組みで減らせる候補)
5. 改善につながりそうな打ち手を、対応の工数が小さい順に並べる
【記録データ】
(ここに貼り付け。CSVやテキストの添付でもOK)

カスタマイズポイント: 分類の軸を決めたい場合(例: 障害/操作質問/変更依頼)は、手順1の前に指定して渡す。アンケートの自由記述・社内の声にもそのまま使える

出力が微妙な時: 「件数が合わない。重複と漏れを確認して」/「一番多い分類の質問に、そのまま返信に使える定型回答の下書きを2種類」/「ここまでの分析を、上司に見せる対応方針レポート1枚に。見出しは①今月の傾向 ②気になる点 ③来月やること」

カード③ 出典付き調査依頼の型

【調べたいこと】(例: 中小企業向けWeb制作・保守業界の最近の動向)
【範囲・期間】(例: 直近1年・国内)
【知りたい観点】(例: 価格やサービスの変化 / AI活用の広がり / 顧客が求めるもの)
【出力形式】観点ごとに見出しを立て、それぞれに出典リンクを付ける
注意: 出典が見つからない情報は「出典なし」と明記してください。

カスタマイズポイント: 観点を自業務に合わせて差し替える(顧客業界の動向・補助金・競合の動きなど)。週1回同じ内容で実行すれば定点観測になる

出力が微妙な時: 「◯◯の観点をもっと深掘りして」「出典は公式サイトと業界紙を優先して」「日本語の情報源を優先して」

カード④ 競合比較表・SWOT生成(調査結果入り)

あなたは経営企画のアシスタントです。
自社と競合の比較表を作ってください。
【自社】(サービス概要を2〜3行で書く)
【競合】A社:(わかる範囲で書く)/ B社:(わかる範囲で書く)
【参考情報】AI検索による調査結果(国内・主に2025年後半〜2026年8月の情報。出典はサイト名)
■制作費の相場
・LP(ランディングページ・1ページ): 10万〜60万円(出典: RINIA、BlueMonkey)
・小規模コーポレートサイト(5〜10ページ): 30万〜150万円(出典: EMPLAY、reiro、akibare-hp)
・中規模コーポレートサイト(10〜30ページ): 80万〜400万円(出典: valueagent、reiro、gelatocms)
・大規模サイト(30〜50ページ超): 400万〜1,000万円以上(出典: reiro、inno-mark)
・ECサイト: 80万〜500万円(出典: gohp、EMPLAY)
・中小の制作会社の中央値は88.6万円、レンジは50万〜300万円(出典: お名前.comコラム)
・116社取材の調査では、コーポレートサイト制作費の平均は約125万円、最多価格帯は50万〜150万円(出典: PR TIMES掲載調査)
■月額保守の相場
・最低限プラン(サーバー・ドメイン管理、稼働監視、SSL更新): 月5,000円〜1万円(出典: first-ch、atsoho)
・標準プラン(上記+月数回の軽微な更新・修正、セキュリティ監視): 月1万〜3万円 ※最も選ばれる価格帯(出典: webkanri、re-tra)
・充実プラン(上記+コンテンツ更新代行、アクセス解析レポート): 月2万〜5万円(出典: gelatocms、whitch)
・フルサポートプラン(上記+SEO対策、集客改善提案、SNS運用支援): 月5万〜10万円以上(出典: first-ch、drama.co.jp)
・複数の業界メディアが「中小企業の保守費は月5,000円〜5万円に収まり、大半は月1万〜3万円に集中」と分析(出典: webkanri、amiche)
・中規模サイト(30〜100ページ、ECや会員機能あり)は月3万〜10万円まで上がる例も(出典: markernet、minna-systems)
■最近増えているオプション①: AI検索対策(LLMO/GEO/AIO)
・ChatGPT・GeminiなどのAI検索に自社サイトを引用・推薦させる対策。2025年後半以降に急速に拡大
・単発の診断・現状分析: 5万〜80万円(規模により最大100万円)(出典: akarumi、conmark)
・継続コンサル・運用支援: 月20万〜50万円が中心(出典: smacieai、boostx-inc)
・2026年8月公表の外注費の実態調査では月30万〜50万円が主流。最多は月40万円程度=18.4%、次いで月50万円程度=17.2%、月30万円程度=15.1%(出典: PR TIMES掲載調査)
・制作会社の個別サービス例: AI検索対応の改善プラン30万円〜、新規制作プラン50万円〜、月額運用支援10万円〜(出典: ライブドアニュース掲載プレスリリース)
・低価格帯として月5,500円〜16,500円程度のキーワード単位モニタリングも存在(出典: fun-create)
■最近増えているオプション②: AIチャットボット導入
・シナリオ型(ルールベース): 初期無料〜20万円、月1,500円〜10万円(出典: gelatocms、chatplus)
・生成AI・RAG型(自然文で回答): 初期10万〜100万円超、月10万〜50万円(出典: gelatocms、helpfeel)
・Web制作にAI接客機能を追加した場合の合計費用は70万〜100万円程度が目安(出典: gelatocms)
■AIで制作費を抑える動き
・AIサイトビルダー(Wix AI、Jimdo、STUDIO等)の自社利用なら月1,000〜5,000円程度から始められ、制作会社への依頼でもAI活用で数十万円台に抑えられる例の報告あり(出典: webharu、renue、ai-pocket)
【比較の観点】価格帯 / 対応範囲 / 納期・スピード / サポート / 顧客が選ぶ理由
【条件】
- 参考情報にある内容には出典を残す
- わからない項目は「要確認」と書く(推測で埋めない)
比較表のあとに、自社のSWOT(強み・弱み・機会・脅威)のドラフトを
作ってください。SWOTは仮説であることを明記してください。

カスタマイズポイント: 【参考情報】には講師が事前にAI検索で調べたWeb制作・保守業界の相場(2026年8月時点)が入っているので、Perplexityが使えなくてもこのままコピーして使える。自分でカード③の調査ができた人は、■の相場データ部分を自分の調査結果に差し替え。観点5つを自社の勝負ポイントに差し替える。社名を出したくない場合は「当社」「A社」の匿名表記で

出力が微妙な時: 「この分析から、うちが明日打てる手を3つ。根拠付きで」「『要確認』の項目について、何をどこで確認すればいいか調べ方を教えて」

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