企業向けAI活用セミナー 第7回

第7回 文書編④ 演習ページ

気の重い文書を、AIと片づける

演習1

ダミーNDAを観点リストでチェック

演習素材

ダミーNDA(秘密保持契約書)

# 秘密保持契約書(ダミー・演習用)

株式会社ホクリク産業機械(以下「甲」という。)と株式会社サンプル電設(以下「乙」という。)とは、甲の工場設備更新計画の検討(以下「本目的」という。)にあたり開示される秘密情報の取り扱いについて、以下のとおり秘密保持契約(以下「本契約」という。)を締結する。

## 第1条(秘密情報の定義)
1. 本契約において「秘密情報」とは、本目的に関して甲が乙に開示する一切の情報(開示の方法・媒体を問わず、また秘密である旨の表示の有無を問わない。)をいう。
2. 乙が甲に開示する情報は、本契約における秘密情報に含まれないものとする。

## 第2条(秘密保持義務)
1. 乙は、秘密情報を厳に秘密として保持し、甲の書面による事前の承諾なく、第三者に開示、漏えいしてはならない。
2. 乙は、秘密情報を本目的以外の目的に使用してはならない。

## 第3条(複製の制限)
乙は、甲の書面による事前の承諾なく、秘密情報を複製してはならない。

## 第4条(適用除外)
次の各号のいずれかに該当する情報は、秘密情報に該当しない。
1. 開示の時点で既に公知であった情報
2. 開示の後、乙の責めによらず公知となった情報
3. 開示の時点で乙が既に正当に保有していたことを書面により証明できる情報
4. 正当な権限を有する第三者から秘密保持義務を負うことなく適法に取得した情報

## 第5条(返還・破棄)
乙は、甲から要求があったときは、秘密情報およびその複製物を直ちに甲に返還し、または甲の指示に従い破棄し、破棄した旨を書面で証明する。

## 第6条(違約金および損害賠償)
乙が本契約に違反した場合、乙は甲に対し、違反1件につき違約金として金500万円を支払う。なお、当該違約金の支払いは、甲の乙に対する損害賠償請求(違約金を超える損害の賠償を含む。)を妨げないものとする。

## 第7条(有効期間)
1. 本契約の有効期間は、契約締結日から1年間とする。
2. 前項にかかわらず、第2条ないし第6条の規定は、本契約終了後も期限の定めなく存続するものとする。

## 第8条(協議)
本契約に定めのない事項については、甲乙誠意をもって協議のうえ解決する。

## 第9条(合意管轄)
本契約に関する一切の紛争については、甲の本店所在地を管轄する地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。

本契約の成立を証するため、本書2通を作成し、甲乙記名押印のうえ各1通を保有する。

2025年11月14日

甲: 石川県サンプル市ダミー町7-8-9
  株式会社ホクリク産業機械 代表取締役

乙: 三重県津市サンプル町1-2-3
  株式会社サンプル電設 代表取締役 田中

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※本書は研修演習用のダミー契約書です。実在の企業・契約とは一切関係ありません。
ダミー業務委託契約書(デモ・発展用|講師のデモ追走やおかわりで使います)

業務委託基本契約書(ダミー)

# 業務委託基本契約書(ダミー・演習用)

株式会社トウカイ総合設備(以下「甲」という。)と株式会社サンプル電設(以下「乙」という。)とは、甲が乙に委託する電気設備工事に関する業務について、以下のとおり業務委託基本契約(以下「本契約」という。)を締結する。

## 第1条(目的)
甲は、甲が受注した建築設備工事のうち電気設備工事に係る業務(以下「本件業務」という。)を乙に委託し、乙はこれを受託する。

## 第2条(個別契約)
1. 本件業務の具体的な内容、納期、委託料は、個別の注文書および注文請書(以下「個別契約」という。)により定める。
2. 個別契約は、甲が注文書を交付し、乙が注文請書を交付した時に成立する。

## 第3条(委託料および支払条件)
1. 委託料は個別契約に定める金額とする。
2. 甲は、乙の業務完了後、甲の検収完了日の属する月の翌月末日から起算して120日以内に、乙の指定する銀行口座に振り込む方法により委託料を支払う。
3. 甲は、乙に対して有する債権を、支払期日の到来を問わず、委託料と相殺することができる。

## 第4条(検収)
1. 乙は、本件業務を完了したときは、遅滞なく甲に完了報告を行う。
2. 甲は、完了報告を受けた後、甲の定める方法により検査を行い、合格した場合に検収完了とする。

## 第5条(再委託)
乙は、甲の書面による事前の承諾がない限り、本件業務の全部または一部を第三者に再委託してはならない。

## 第6条(秘密保持)
甲および乙は、本契約および個別契約の履行に関して知り得た相手方の技術上・営業上の秘密情報を、相手方の書面による承諾なく第三者に開示または漏えいしてはならない。

## 第7条(損害賠償)
1. 乙は、本件業務の履行に関して甲または第三者に損害を与えたときは、その直接損害・間接損害・逸失利益を含む一切の損害を、金額の上限なく賠償する責任を負う。
2. 甲は、本契約に関して乙に生じた損害について、その原因のいかんを問わず、一切の賠償責任を負わないものとする。

## 第8条(契約解除)
1. 甲は、必要と認めたときは、催告その他何らの手続を要せず、いつでも本契約および個別契約の全部または一部を解除することができる。
2. 前項の解除により乙に損害が生じた場合であっても、乙は甲に対しその賠償を請求することができない。また、解除時点で未払いの委託料(既に履行された部分に係るものを含む。)について、乙は甲に対し支払いを請求することができない。

## 第9条(反社会的勢力の排除)
甲および乙は、自己またはその役員が反社会的勢力に該当しないことを表明し、保証する。相手方がこれに違反した場合、催告なく本契約を解除することができる。

## 第10条(有効期間)
本契約の有効期間は、契約締結日から1年間とする。ただし、期間満了の1か月前までにいずれの当事者からも書面による申し出がない場合、同一条件でさらに1年間更新されるものとし、以後も同様とする。

## 第11条(協議)
本契約に定めのない事項または疑義が生じた事項については、甲乙誠意をもって協議のうえ解決する。

## 第12条(合意管轄)
本契約に関する一切の紛争については、津地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。

本契約の成立を証するため、本書2通を作成し、甲乙記名押印のうえ各1通を保有する。

2025年10月1日

甲: 愛知県サンプル市ダミー町4-5-6
  株式会社トウカイ総合設備 代表取締役

乙: 三重県津市サンプル町1-2-3
  株式会社サンプル電設 代表取締役 田中

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※本書は研修演習用のダミー契約書です。実在の企業・契約とは一切関係ありません。

演習2

問い合わせログからFAQ10本を起こす

演習素材

ダミー問い合わせログ(総務あて20件)

# 社内問い合わせログ(総務あて・4〜6月分の控え)

※Slack・口頭・メールで来たものを総務の佐藤が手元に控えたメモ。表記はバラバラのまま。

1. 4/2 Slack 技術部・田中主任「経費精算っていつ締めでしたっけ?」→ 毎月25日締め・翌月10日払いと回答
2. 4/3 口頭 営業部の新人さん「名刺の追加発注ってどこに頼めばいい?」→ 総務経由で発注。申請書は共有フォルダの「総務様式」に
3. 4/7 メール 技術部「作業服のサイズ交換したい。Lきついので」→ 在庫確認して交換対応
4. 4/9 Slack 営業部・鈴木「経費の領収書なくした場合どうすれば」→ 出金伝票+上長承認で代替可と回答
5. 4/10 口頭 技術部「有休って半日単位で取れる?」→ 取れる。前日までに申請
6. 4/15 Slack 総務内「会議室の予約がダブった。どっち優先?」→ 先に登録した方優先。口頭予約は無効ルールを再周知
7. 4/17 メール 技術部・佐藤部長「新人のPC、いつ届く?セットアップ誰がやる?」→ 4/24着予定。初期設定は総務、業務ソフトは技術部で
8. 4/21 Slack 営業部「駐車場の来客用って何台まで?」→ 2台。それ以上はコインパーキング(領収書で精算)
9. 4/23 口頭 技術部「資格手当の申請、合格通知だけでいい?免状待ちなんだけど」→ 免状交付後に申請。合格月に遡及はしない
10. 5/1 Slack 技術部「経費精算の締めって25日?月末?」→ 25日締め(4/2と同じ質問)
11. 5/8 メール 営業部「取引先に請求書を再発行してほしいと言われた」→ 経理担当へ。再発行は控えに「再発行」表記必須
12. 5/9 Slack 技術部「社用車のETCカード、私用で使ったらどうなる?」→ 私用利用は原則禁止。やむを得ない場合は実費精算+報告書
13. 5/12 口頭 総務「健康診断の日程、現場出てる人はどう調整する?」→ 予備日を2日設定。個別調整は各部長経由
14. 5/15 Slack 営業部「VPNつながらない。客先から見積システム入れない」→ ルータ再起動で復旧。手順書を共有フォルダに置いた
15. 5/20 メール 技術部「有休の残日数ってどこで見られる?」→ 給与明細の備考欄。次回から掲示板にも一覧掲示(4/10と類似質問)
16. 5/26 Slack 技術部「高所作業車の特別教育、新人の分いつ受けさせる?」→ 6月の講習に申込済み。日程は別途連絡
17. 6/2 口頭 営業部「お中元って今年も出す?リストどこ?」→ 出す。昨年リストは総務の共有フォルダ「儀礼関係」に
18. 6/4 Slack 技術部「VPNまたつながらない」→ 同じ手順で復旧。頻発するようならルータ買い替え検討(5/15と同件)
19. 6/10 メール 総務「就業規則の最新版ってどれ?フォルダに2つある」→ 平成29年改定版が最新。古い方は削除した
20. 6/16 Slack 営業部・鈴木「経費精算って25日締めで合ってる?月末までに出せば間に合う?」→ 25日締め。月末に出すと翌月精算になると回答(経費精算の締めの質問はこれで3回目。FAQ化したい…)

演習3

お題を選んで初動+回答の2通を作る

お題① 納期遅延

元請の現場監督からメール:「約束していた分電盤改修が今日終わっていないと現場から報告があった。工程全体が狂う。どうしてくれるのか。明日の朝一で説明してほしい」
・確定していること: 本日完了予定だった改修作業が完了していない/先方を待たせている
・まだ未確定のこと: 遅延の正確な原因(部材の入荷遅れらしいが確認中)/完了見込み日
・こちらの対応予定: 今夜中に原因と完了見込みを確認/明朝に電話+書面で報告

お題② 請求ミス

顧客からメール:「先月の請求書、見積と金額が3万円違う。高い方に間違えるとはどういうことか。信用に関わる」
・確定していること: 請求書の金額が見積書と異なっている(3万円差)
・まだ未確定のこと: どちらの金額が正しいか(追加工事分の扱いが原因の可能性・経理で調査中)
・こちらの対応予定: 本日中に見積・注文書・作業記録を突合/判明次第、訂正または経緯説明

お題③ 対応態度への不満

エンドのお客様から電話後のメール:「今日来た作業スタッフの態度が悪かった。挨拶もなく、質問しても面倒そうに返された。お宅はいつもこうなのか」
・確定していること: 当該日時にスタッフが訪問し作業した/お客様が不快に感じた
・まだ未確定のこと: 当日の具体的なやり取りの内容(本人への聞き取り前)
・こちらの対応予定: 本日中に本人と同行者へ聞き取り/結果を踏まえて改めて連絡

プロンプトカード

カード①〜⑥

カード① 契約書の観点チェック

あなたは契約書の下読み担当です。法的助言ではなく、
「人と専門家が確認すべき箇所」の洗い出しを行ってください。
以下の契約書を次の観点でチェックし、観点ごとに
「該当条文番号 / 内容の要約 / 当社(乙)にとっての注意点」を表にしてください。
(記入例: 2. 損害賠償 / 第7条 / 上限なく間接損害も対象 / 上限条項の追加を専門家に相談)

【観点リスト】
1. 支払条件(期日・締め・遅延時の扱い)
2. 損害賠償(上限の有無・範囲)
3. 秘密保持(期間・対象・例外)
4. 契約解除(事由・予告期間・一方的でないか)
5. 反社会的勢力の排除
6. 裁判管轄
7. その他、一方に不利に見える条項

ルール:
- 該当する条文がない観点は「記載なし」と明記する
- 最後に「専門家に確認すべき優先順位トップ3」を理由付きで挙げる
- 法的な結論(有効/無効の断定)は書かない

【契約書】
(ここに貼り付け)

カスタマイズポイント: 観点リストを自社の契約種類に合わせて増減する。「当社(乙)」は自社の立場(甲/乙)に合わせて変える

出力が微妙な時: 「条文番号を引用の形で正確に。原文の文言も併記して」。使う前に、条文番号が原文に実在するか必ず突合

カード② 条項のかみ砕き解説

あなたは契約実務に詳しい先輩社員です。
次の条文を、契約書に慣れていない社員
(例: 入社2年目の営業担当)にもわかるように説明してください。

1. 平易な言い換え(2〜3行)
2. 要するに、当社は「何をされたら/何をしたら」困るのか
3. 実務で気をつける場面の具体例(1つ)

【条文】
(ここに貼り付け)

カスタマイズポイント: 読み手(「新入社員向け」「現場の担当者向け」等)を明示すると説明もそれらしくなる

出力が微妙な時: 「言い換えがまだ硬い。中学生にもわかる言葉で」

カード③ 問い合わせログ→FAQ変換

あなたは社内のナレッジ管理担当です。
以下は社内の問い合わせログです。FAQ集に変換してください。

条件:
- 同じ趣旨の質問は1本に統合し、末尾に(問い合わせ回数: ◯件)と書く
- 質問文は、質問した人の言葉に近い自然な表現にする
  (例: 「経費っていつ締め?」のような現場の口語)
- 回答は3行以内+「詳細は◯◯を参照」の形式にする
- カテゴリ(例: 経費/勤怠/システム/現場)で分類し、
  カテゴリ内は頻度順に並べる
- ログから答えが確定できない質問は、回答を「【要確認: 担当部署】」とする

【問い合わせログ】
(ここに貼り付け。個人名は事前に匿名化しておく)

カスタマイズポイント: カテゴリ例を自社の頻出ジャンルに差し替える。材料はSlackスレ・メール・マニュアル・手元の控えメモ、なんでもよい

出力が微妙な時: 「質問文が硬い。実際に人が聞くときの口語に直して」/「この10本をNotionのデータベースに貼れる表形式(質問/回答/カテゴリ/参照先)で出して」

カード④ FAQの棚卸し・統廃合

あなたは社内FAQの管理担当です。
以下は既存のFAQ集です。棚卸しをしてください。

1. 内容が重複しているものを、統合案とセットで挙げる
2. 情報が古い可能性が高いものを挙げる
   (日付・制度・ツール名など、古さの根拠も添える)
3. 「FAQで答える」より「仕組みで解決すべき」ものを挙げ、
   理由を添える(例: 申請フォーム化・テンプレ化・自動化)

【FAQ集】
(ここに貼り付け。新しい問い合わせログがあれば続けて貼る)

カスタマイズポイント: 四半期ごとに「既存FAQ+この3ヶ月の新ログ」を渡して再生成する運用が正。更新担当を決めておく

出力が微妙な時: 「統合案の本文まで書いて」/「"仕組みで解決"の候補に、想定する仕組みの一言説明も添えて」

カード⑤ フェーズ別クレーム返信

あなたはクレーム対応の経験が豊富な、冷静な顧客対応の責任者です。
クレーム対応の返信ドラフトを作ってください。

- フェーズ: 【初動(24時間以内)/調査中のつなぎ/回答/再発防止報告 のどれか】
- 相手: 【例: 近隣住民/元請担当者/エンドのお客様】
- 相手の主張・状況: 【受信内容の要点】
- 事実として確定していること: 【箇条書き】
- まだ確定していないこと: 【箇条書き】
- こちらの対応予定: 【箇条書き】

ルール:
- 確定していないことについて謝罪・確約をしない
  (「事実確認の上、改めてご連絡します」に留める)
- 言い訳に聞こえる表現・責任転嫁に読める表現を避ける
- 返信は2案(丁寧め/簡潔め)出す
- 初動の場合は、返信期限の約束(いつまでに続報するか)を必ず入れる

カスタマイズポイント: よくあるクレーム種別に合わせて「相手」「状況」の定型を書き溜める。フェーズを変えて同じ案件で使い回す(初動→つなぎ→回答→再発防止)

出力が微妙な時: 「謝りすぎ。謝る対象を"不快にさせたこと"に限定して」/「続報の期限が曖昧。具体的な日を入れる形に」

カード⑥ 送信前のNG表現検査

あなたは顧客対応文面の校閲担当です。
受け手(不満を持っている側)の気持ちで読んでください。
以下のクレーム返信ドラフトを検査してください。

チェック観点:
1. 言い訳がましい表現(「〜のせいで」「規定通りですので」等)
2. 責任転嫁に読める表現
3. 過剰謝罪・確定前の確約(「全て弊社の責任です」「必ず補償します」等)
4. 相手の感情を逆なでしうる言い回し(突き放し・機械的な定型文)

該当箇所を引用し、それぞれ修正案を添えてください。
問題がなければ「問題なし」と、その理由を2行で書いてください。

【ドラフト】
(ここに貼り付け)

カスタマイズポイント: 自社で過去に「火に油」になった実例の表現があれば観点5として追加する

出力が微妙な時: 「検査が甘い。受け取った本人(怒っている側)の気持ちで読み直して」/「修正案を反映した完成版を出して」

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